メニューへリンク

» 71:若い力

71:若い力

腰痛持ちの僕が、AKB48を歌うとこうだろうか。
「あっ痛かった。あっ痛かった。あっ痛かった。いてっ!急に〜♪」なんてね。

しかし、AKBはすごい。
「若者が元気だと社会も元気」というのが僕の持論だ。
市内の高校生たちが自主運営するボランティアサークル「のばら」を率いてきて30年になる。
最初は、ボラ協で始めた高校生ボランティア養成講座「寺子屋」からだった。

あの頃は、青少年の健全育成と指導者ぶっていたけど、今となっては、そんなことなど、もうどうでもいい。
「大人の価値観だけで指導して、高校生たちのエンパワーを閉じ込めておくのは、実にもったいない」と気がついた。
だから、今は同じ仲間。
「のばら」の一員でいる。

でも、少々無理があるのか「高校生たちから遊んでもらってよかったね」と妻は、見事に言い当ててきた。
しかし、昨今の高校生は、課外に塾に模擬試験にと、時間に追われ、ボランティアどころじゃないようだ。
「夢を持て」と言われても狭い校舎から何が見えるのだろうかと考えてしまう。

そこで「のばら」のモットーを高校生の自発的な活動と自由な発想とし、彼らと好きなことをやっている。
学校を離れて、いろいろな大人と出会うことで、彼らは、夢を抱くことだろう。

大人たちの中、上手にできなくてもいい。わがままでもいい。無礼でもいい。
一生懸命にやっている姿に「今の若いもんは、チッ」と舌打ちしながらも大目に見ようとしてくれる。
そんな許容力あふれる社会の方が、きっと楽しい