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93:アルコール依存症

よほど酒飲みだと思われ ているのか。よくお酒をいた だく。

確かに、ビール・日本 酒・焼酎と、どれも大好き で、恥ずかしくも礼を言う 前から手が出てしまう。

夕飯の献立も「今日は何 が飲みたいか」によって決ま る。洋食にはビール。和食に は日本酒と言った具合。

もっぱら家飲み派だけど、 夕方6時までと、夜9時以 降は絶対飲まない。

量もビール一本か、お酒一 合。でも、頑張った日は「も う一杯だけいいよ」と自分で 晩酌ルールを決めている。

それに、週二日程は、ボラ ンティアで帰宅が遅くなる から、この時は飲めない。

こんな健全な飲酒生活で あるから「自分はアルコール 依存症なんかじゃない」と思 い込んでいた。

だけど、精神病理上の基準だと、軽いアルコ ール依存症にあると知った。

家にお酒がないと落ち着 かない。嵐の日でも買いに行 く。仕事中でも何を飲もう かと考える。

肝臓の数値が、 ずっと基準を越えたまま。 痛風なのにビール好き。

人間の脳は、一度快楽を覚 えると、嗜癖となって、どこ までも求めてくる。

飲酒の欲求は、自分の意 志だけでは抑え込めない。

それは、お酒は薬物だとい うこと。アルコール依存症は 病気だということ。

うつ病の人は、怠け者と 見なされて、叱咤激励を受 けてしまいがちだ。

この病気 への無理解が、うつ症状をさ らに悪化させてしまう。

これは、あらゆる依存症の 人にも当てはまるはず。

酒に溺れずに過ごせてい るのも、仕事があって、ボラン ティアがあって、厳しい女房 の目があるからだろう。

さて、今晩は、女房と一緒 に美味しく飲もうか