只今、介護支援専門員、ケアマネージャーの研修中。
一日、座りっぱなしなんて、仕事していた方がましだ。
それに、この講師ときたら、テキストを棒読みするだけでおもしろくもない。
「介護サービスとは、・・・。ここ線を引いて下さいね」
退屈しのぎに四色の蛍光ペンで線を引きまくったら、 日本一、派手なテキスト。
しかし、この介護サービスという言葉には、違和感を覚え好きになれない。
「障害者に権利を!」と声をはりあげ、共に活動していた人たちは、今どこに?
安い焼酎くらって、夢を語り合っていた勢いは消え、お客様に成り下がったのか。
お客様の客は、客体の客。
問題に苦情を申せど、自分から解決する術はない。
「主体はお客様」と唱える法律自体から矛盾だよ。
しかも、介護サービスは、これ以下のことはしないが、それ以上のこともしない。
だから、提供する側も、法律で定められているから、「できぬものは、できませぬ」なんて言えるんだ。
ヘルパーさんは、蛍光灯を交換できないし、窓の内側は拭けても、外側はダメなんて、うちのバアちゃん、訳分らんって怒ってた。
そもそも「サービス」とは、付加価値のことだろ。
交わした契約以上のことをやって、始めて「サービス」と言えるのではないか。
介護に福祉に医療にと、何でもかんでも「サービス」と言っては、利用料金をせしめ取っている。
何とも浅ましいやり方なんだろう。
日本全国一億二千万人が、みんながみんなお客様。
主体がないから、責任をなすり合い、奈落の底に落ちていく。うわぁ〜。
ハッ、寝てたんだ。